2020年5月21日木曜日

Walt Dickerson / To My Queen

こんばんはJazzyIsshiです。今夜は、1960年代に活躍したvibのWalt Dickerson(1928-2008)のリーダー作です。

Walt Dickerson / To My Queen
New Jazz NJ-8283 IT-1844

1  To My Queen (Dickerson)
2  How deep is The Ocean (Berlin)
3  God Bless The Child (Holiday-Herzog)

1962 September 21, Englewood Cliffs ,NJ
Walt Dikerson Quartet
Walt Dikerson (vib), Andrew Hill (p), George Tucker (b), Andrew Cyrill (ds)

Ornet Colemanの登場とともに、従来のアドリブのスタイルを変えようとする動きは1960年頃から盛んになったように感じます。この録音も、編成はMJQと同じながら、新たな音を志向しているように思えます。John Lewisには伝統派のMilt Jacksonより、革新派のWalt Dickersonの方が合っていたかも知れません。
Andrew Hill (1931-2007), Andrew Cyrill (1939- )も同じ志向を持っていました。Cyrillは後にCecyl Tylorのグループに加入するほどの前衛派でもありますが、ここでは、大人しい伴奏に徹しています。George Tucker (1927-1965)は、早逝したため有名ではありませんが、堅実なbassistです。
曲はタイトル曲が、妻に捧げたDickersonのオリジナル、他2曲はスタンダードです。ジャケ写の女性が彼の妻というわけではなさそうです。



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