こんばんは、JazzyIsshiです。秋吉敏子さんのピアノはBud Powell直系です。Norman Granzが彼女発見のエピソードとともに聞くと、ちょっとホメ過ぎかなと思いますが、当時の日本の水準ではそのように聞こえたのでしょう。
Amazing Toshiko Akiyoshi / Toshiko Akiyoshi Trio
Norgran Records MG N-22
1 What Is This Thing Called Love
2 Gone With The Wind
3 I Want To Be Happy
4 Toshiko's Blues
5 Shadrach
6 Solidade
7 Squatty Roo
8 Laura
9 Between Me and Myself
10 Blues For Toshiko
11 I'll Remember April
12 Lover
1-8 1953 November 13 TBS Studio, Yurakucho, Tokyo
Toshiko Akiyoshi Quartet
Toshiko Akiyoshi (p), Herb Ellis (g), Ray Brown (b), J.C.Herd (ds)
9-12 1957 July 5, Newport
Toshiko Akiyoshi Trio
Toshiko Akiyoshi (p), Gene Cheriko (b), Jake Hanna (ds)
JATP一座が日本を訪れ、東京、大阪、名古屋で公演を行ったのは1953年11月のことです。その時夜な夜な日本のJazzmenを聞いたけど、秋吉敏子(1929- )以外はアメリカのレコードの真似に聞こえたとライラーノートに書いています。気に入ったGrantz一党は11月13日、JATAPのリズムセクションをあてがい録音を行いました。それが、1-8です。まあ、Bud Powellそのものといった感じでです。選曲がBud Powellへの傾倒を窺わせます。LauraはEroll Gernerの影響も感じさせます。1957年の4曲はPowellの影響下から抜け出しつつあります。11はPowellとは全く違うアプローチですが、LoverではPowellに戻ってしまうあたり、人間味を感じて微笑ましく思います。
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