2020年5月5日火曜日

Grand Encounter / John Lewis

こんばんは、JazzyIsshiです。昨日に引き続きJohn Lewis (1920-2001)です。

Grand Encounter / John Lewis
Pcific Jazz CP32-5354

1  Love me Or Leave Me
2  I Can't Get Started
3  Easy Living
4  2 Degrees East - 3 Degreed West
5  Skylark
6  Almost Like Being In Love

1,3,4,5,6
1956 February 10 ,LA
JohnLewis Quintet
Bill Perkins (ts), John Lewis (p), Jim Hall (g), Percy Heath (b), Chico Hamilton (ds)


  East派だけど全然黒人らしさのないJohn Lewisのピアノを中心に、West Coastの有名奏者を組み合わせて造ったこの録音のためだけのコンボの演奏です。MJQのLA来演に合わせて、2名を捕まえて録音されたのかもしれません。当時MJQが所属していたPrestige recordsの社長Bob WeinstockはLewisのピアノを評価しておらず(Prestige好みでないことは明白です。)、PJのRicahrd Bockは引く抜くつもりだったのかも知れません。しかしこの後MJQはAtlanticへ行ってしまいました。2はLewisのsolo, 3はPerlinsとLewisのduet曲です。5はHall とLewisのduetと様々な編成で演奏されますが、テンポも中庸のものが多くすんなりと流れていくので変化は感じられません。Bill Perkins(1924-2003) はKentonやHermanで活躍したLester Youngの影響が強く感じられるテナー奏者です。Jim Hall (1930-2013)は洗練されたスタイル故、1950年代はWest派と思われがちですが、後年はNew York派になった感じがします。Percy Heath (1923-2005)は長い間MJQのベーシストでしたが、その後もJimmy Heath (ts)やAl Heath (ds)と活動を続けました。Chico Hamilton (1921-2013)はこの頃West Coastでコンボを率いて活躍していました。Jim Hallはこのコンボのメンバーでした。
 曲は、Lewisのオリジナル4以外は全て有名曲です。6はこの当時のヒット曲と言った方が良いでしょう。映画の主題歌で,Lester Youngもよく演奏しました。


















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