2017年3月14日火曜日

Piano Mood / Jess Stacy

こんばんはJazzyIsshiです。今夜は10インチのLPによるピアノカルテットの小品です。2012年に訪れたNewOrleansの中古レコード屋で1ドルで購入しました。Jess Stacy(1904-1995)はGoodman楽団でTeddy Wilsonと同時期に活躍しましたが、通好みの語尾にトリルを入れる独特の奏法で死後も年々人気が高まっているような気がします。

Piano Mood / Jess Stacy
Columbia CL6147






A
1  Lullaby of The Leaves (Petkere-Young)
2  Cherry (Redman)
3  Lover Man (Davis-Ramirez-Sherman)
4  I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter (Young-Ahlert)
B
1  Under A Blanket of Blue (Syms-Neiburg-Levinson)
2  I Can't Believe That You're in Love With Me (McHugh-Guskill)
3  In A Mist (Beiderbeck)
4  Keepin' Out of Mischief Now (Waller-Razaf)

1950
Jess Stacy (p), George Van Eps (g), Morty Corb (b), Nick Fatool (ds)

この10インチLPは1950年に発売されたもののようです。盤質はあまり良くありませんが、ピアノもギターもSP盤のようにマッシブに響きます。それもそのはず、このレコードは33と1/3回転であるにもかかわらず材質はSPと同じシェラックのようです。曲の間にも音溝の粗密がぜんぜんありません。その割には音は良いと思います。
Stacyは渋いスタイル全開です。George Van Epsのソロが多く聞けるのも収穫でした。
曲はすべてスタンダードで、3だけがBixのオリジナルです。とても落ち着いた感じのスマートないかにもそれらしいジャズが聞かれます。





このとおり溝に隙間がありません。






1950年の記載が見られます。




























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