2017年3月21日火曜日

Bass on Top / Paul Chambers

こんばんは、JazzyIsshiです。今夜は早逝のベース奏者のPaul Chambers(1935-69)の数少ないリーダー作です。













Bass on Top / Paul Chambers
Blue Note BLP-1569











1  Yesterdays (Kern-Hammerstein)
2  You'd Be So Nice To Come Home To (Porter)
3  Chasin' the Bird (Parker)
4  Dear Old Stockholm (trad.)
5  The Theme (Davis)
6  Confessin' (Daugherty-Reynolds-Neiburg)

1957 July 14, Rudy Van Gelder Studio NJ
Hank Jones(p), Kenny Burrell(g), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)

ピアノのHank Jones(1918-2010),ギターのKenny Burrell(1931- ),ドラムのArt Taylor (1929-95)はいずれもBop期から活躍しています。一番若いChambersが一番先に逝ってしまいました。最長老のHank JonesはTatum-Wilsonの系統の趣味の良いModern PianistでBud Powellの影響はやや希薄な感じがします。BurrellはHerb EllisやBerney Kessellとは違って黒っぽい感覚の持ち主です。Art Taylorはこの時期のあらゆる種類のSessionに引っ張りだこの売れっ子でした。

演奏は可もなく不可もなくな感じで印象は薄いのですが、ベーシストがリーダーということですが、ことさらベースソロが多いというわけでもありません。いたって普通です。ChambersはRay Brownをやや若くしたような感じです。Jazz Basistとしては珍しくアルコ(弓弾き)を得意としており、ここでも(当然ながら)数曲で披露しています。中には弓弾きは趣味が悪いという人もいますが、私はとても面白いと思っています。

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