2021年2月26日金曜日

Stacy's Still Swingin' / Jess Stacy

こんばんはJazzyIsshiです。今夜はPiano Soloです。

Stacy's Still Swingin' / Jess Stacy
Chiaroscuro CR-177

A
1  Stacy's Still Swingin' (Stacy)
2  Waiting For the Evening Mail(Stacy)
3  But Not For Me (Gershwin)
4  One Hundred Years From Today
B
1  The One I Love (Jones-Kahn)
2  So Grad I Found You (Stacy)
3  I've Got A Crush On You (Poeter)
4  After You've Gone (Creamer-Layton)
5  What Is There To Say (Duke-Hurberg)

1974 NYC
Jess Stacy (p)

1930年代から活躍するJess Stacy (1904-1995) が晩年の1974年に長い引退から復活して録音した2枚のLPのうちの1枚です。Earl Hines派と書かれることも多いのですが、もう少し古いスタイルのように思います。1930年代にGoodman楽団にいた頃はTeddy Wilsonの影響もあったように思います。特徴はフレーズの語尾にトリルが入るところです。これがなんとも古風な感じがし、渋いスタンダード曲をスローに弾くと1920年代のシカゴの音楽はこんな感じだったのではないかという気分にさせてくれます。1981年にMarian McPartlandのラジオ番組でピアノを弾きながら昔話をしています。もうこの手のピアニストは19709年代には絶滅危惧種、今では完全に絶滅したので、これを録音しておいたProducerのHank O'Nielの功績は大と思います。





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