2020年8月15日土曜日

In The Tradition / Anthony Braxton

こんばんはJazzyIsshiです。今日は趣向を変えてAnthony Braxton(1945-)です。

In The Tradition / Anthony Braxton
Steeplechase THCD-487

1  Marshmallow (Marsh)
2  Goodbye Pork Pie Hat (Mingus)
3  Just Friends (Klenner-Lewis)
4  Ornithology (Parker)
5  Lush Life (Strayhorn)
6  Trane's Blues (Coltrane)

1974 May 29, Copenhagen
Anthony Braxston (as,contrabass-cl), Tete Montoliu (p), Niels-Henning Orsted Pederson (b), Albert "Tootie" Heath (ds)

1970年代初頭に登場したときはかなり衝撃的でしたが、Cecyl Taylorをasで一人で演るとこうなるわけで、contrabass clarinetという楽器の特異性を差し引けば納得いくものでもあります。このセッションは本来はDexter Gordon (ts) を主役にするはずでしたが、急病のため急遽CopenhagenにいたAnthony Barxstonが呼ばれたのだそうです。それがあらぬか、とてもまともな演奏で好感が持てます。曲はすべてスタンダードと言ってよく、asで演じられる3や5は、なかなかの公演と思います。しかし、この作品はBraxtonにとっては異色のもののようです。
Tete Montoliu (1933-1997)はスペイン出身の盲目の天才ピアニストです。Niels Pedersen (1946-2005)はデンマーク出身でO.PetersonのTrioで長年活躍しました。Al Heath(1935-)は有名なHeath3兄弟の末弟で,唯一の存命者です。



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