2017年10月22日日曜日

Dizzy Gillespie Big7 at the Montreux Jazz Festival 1975

 こんばんはJazzyIsshiです。今夜は台風です。ちょっとくらい大音量でJazzを聞いても近所迷惑にはなりません。

Dizzy Gillespie Big7 at the Montreux Jazz Festival 1975
Pablo J33J20038




1  Lover Come Back To Me (Romberg-HammersteinJr.)
2  What's New? (Haggart-Burk)
3  Cherokee (Noble)

1975 July 16, Montreux Swiss
Dizzy Gillespies Big7
Dizzy Gillespie (tp), Johnny Griffin, Eddie "Lockjaw" Davis (ts), Milt Jackson (vib), Tommy Flanagan (p), Niels Pederson (b), Micky Roker (ds)

こういう演奏はJazz Festivalのようなお祭りでしか聞けません。なかでもGillespie (1917-1999)はお祭り系Jazzmenの最右翼です。GriffinもDavisもGillespieのBandにいたことがあります。Milt Jacksonもしかりです。Dizzy Gillespie (1917-1993)はBe-Bopの創始者として有名です。Big Bandのリーダーでもあったので多くの子分がいて、必然的にJam Sessionの中心人物となっています。
このバンドの2番目の長老はEddie Lockjaw Davis(1922-1986)です。カウントべイシー楽団の番頭格だった人です。Milt Jackson(1923-1999)は若いころDizzyのバンドにいました。そのころのRhythm Sectionが独立したのがMJQです。Johnny Griffin (1928-2008)はHard Bop期から活躍するいわゆるHard Bopperです。Tommy Flanagan (1930-2001)は趣味の良いタッチのピアニストです。Micky Roker(1932-2017)は今年の5がつに亡くなり、このバンドの生存者は一人もいなくなりました。Niels Pederson (1946-2005)はデンマーク出身のbass奏者で、Oscar Petersonとも行動を長くしました。このバンドの最年少で当時、29歳ですが、還暦を待たずして若死にしました。

演奏はJam Sessionなのですが、荒っぽいところはほとんどなく、淡々と優れたアドリブを目指して進んでいきます。Benny Greenの解説にあるように、悪魔と戦うように身をよじって吹くGriffinと、日曜の朝子犬を連れて散歩する男の表情で吹くDavis、音と見た目は違うのでしょうが、音だけ聞くと逆のように聞こえます。




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