2017年1月19日木曜日

Maryland Jazz Band / Streets of the City

こんばんは、JazzyIsshiです。木星Jazz喫茶には当然LPもあります。Maryland Jazz BandはドイツのDixieland Jazzのバンドで、素朴な結構本格的な演奏でJazzy Isshiお好みのバンドです。


Maryland Jazz Band / Streets of the City
F666685 der ELECTROLA GmbH Kerpen , West Germany



A
1  When I Grow Too Old To Dream
2  South Rampart Street Parade
3  Old Rugged Cross
4  Clarinet Marmalade
B
1  We Shall Walk Through The Streets of The City
2  Lead Me Savior
3  Trouble In Mind
4  I'm Alone, Because I Love You

1979 April 3 , Auditorium Maximum der P.H. Rheinland・Bonn, West Germany
Maryland Jazz Band
Frank Nowak(tp,vo),  Gerhard "Doggy" Hund(tb, leader), Franz Brittinger(cl), Mike Overhamm(bjo), Peter Anders(b), Peter Wechlin(ds)

このバンドはこちこちのNew Orleansスタイルなのでピアニストはいません。ドラムセットも簡単なもののようです。ジャケットの写真でもわかります。曲はどこかで聞いたことのある曲ばかりです。1は日本ではRed River Valleyとして知られる曲です。7分半に及ぶ3 Old Rugged CrossはこのLPのハイライトです。4はNew OrleasnのSweet Emaのバンドも演奏しています。Lead BerryやKing Coleも歌っているそれなりに有名な曲です。

演奏は全体的に素朴ですが、それがなんとも言えず魅力です。20世紀初頭のNew Orleansではもっと素朴だったのかも知れませんが、それらしい音はついに記録されなかったので、失われた歴史を発掘するかのようなロマンが感じられます。

このような、DixieないしはNew Orleansスタイルのアマチュアまたはセミプロのようなバンドは無数にあるようです。それぞれNew Orleasnの古老のスタイルをモデファイして自らのスタイルを築いているようです。レコードもそれなりに出ているようですが、マニアックな内容だけに田舎のレコード店のエサ箱に出ることは少ないようです。このLPは某Hard Offで入手しました。掘り出し物でした。

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