Joe and Zoot / Joe Venuti and Zoot Sims
Chiaroscuro ULX-114-CH
A
1 I've Found A New Baby (Palmer-Williams)
2 There's A Small Hotel (Hart-Rodgers)
3 Indiana (McDonalld-Hanley)
4 My One And Only Love (Merin-Wood)
5 Wild Cat (Venuti)
B
1 It's The Girl (Oppenheim-Beer)
2 Oh, Lady Be Good (Gershwin-Gershwin)
3 Someday Sweetheart (Spikes)
4 C Jam Blues (Ellington)
1973 September 23, New York
Joe Venuti (vln), Zoot Sims (ss,ts), Dick Welstood (p), George Duvivier (b), Cliff Leeman (ds)
Chiaroscuroレコードは、1970年代にHank O'Neelの趣味と思われる貴重な録音を残しています。ところが何故か音が悪い盤が多く(全く不思議です)、悔やまれます。この録音はその中では上々の音質で楽しめます。Joe Venuti (1903-1978)は一時は1894年生まれとされてきました(10歳もさばよんでいました。)が、実は1903年生まれだったようです。1920年代に現れた白人(イタリア系)Jazz Violin奏者で、粗野な感じの音色と、神経質なフレーズはいかにも客に媚びない孤高ぶりです。その古老をZoot Simsと組ませたのはまさに意表を突いたと言えるでしょう。ところがなかなかの好演で、2年後にも再演が録音されています。Cliff Leemanも1930年代のBig BandやCondon一党との録音の多い名人ですが、この人選ももう1つの意表だったのかも知れません。
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