2017年6月29日木曜日

Here Swings The Judge / Milt Hinton

こんばんは、JazzyIsshiです。今夜はSwing時代から活躍するMilt Hinton (1910-2000)の1964年と1975年のコンボです。

Here Swings The Judge / Milt Hinton
Famouse Door /Progressive PCD-7120




1  Blue Skies (Berlin)
2  Blues Fot The Judge (Hinton)
3  It Had To Be You (Jones-Kahn)
4  Sophisticated Lady (Ellington)
5  Stridin' With Ben Part1 (Webster)
6  Stridin' With Ben Part2 (Webster)
7  All The Things You Are (Kern-Hammerstein)
8  Blue Skies (Berlin)
9  Blues For The Judge (Hinton)
10 It Had To Be You (Jones-Kern)

4,7  1964
Ben Webster (ts), Milt Hinton(b)

5,6  1964
Ben Webster (p)

1,2,3,8,9,10  1975 March, NYC
Milt Hinton Sextet
John Faddis (tp), Budd Johnson (ts), Frank Wess (ts), John Bunch (p), Milt Hinton(b), Jo Jones (ds)

1964年の録音4,6はBen Webster(1909-1973)のテナーとHintonのベースの2人だけの演奏です。この時点でこんなフォーマットで録音を残したのは珍しいものです。5,6はBen Websterのピアノ演奏ですが、まあ余技以外の何物でもありません。1975年の録音はSextetの演奏ですが、若手John Faddisとベテランのテナー2人を配してリラックスした演奏を行っています。

Milt Hintonは1920年代から活躍する大ベテランです。シカゴではAl Caponeのお気に入りのBasistで、自動車事故で手を大けがした時、治療費を工面してくれたのもCaponeと言われています。Cab Calloway楽団にいた1930年代後半からは、カメラを趣味として、多くのJazzmenの貴重な写真を撮っています。それは、Bass Lineという名の写真集として世に出ています。Jazzy Isshiは1988年初めてChicagoを訪れた時に町の本屋で入手しました。

1980年のBenny Carterのグループに加わってAurex Jazz Festivalに出演するため来日しました。NHKのTVに出演し、コンボの一員のBasistとしては圧倒的な存在感を示していました。
Soloではスラピングを交えて一種曲芸的な弾き方をすることもありますが。おおむね趣味の良いプレーヤーです。






0 件のコメント:

コメントを投稿