2017年2月16日木曜日

Gerry Mulligan -Paul Desmond Quartet

こんばんはJazzy Isshiです。今夜は1957のPaul Desmond(1924-1977)とGerry Mulligan(1927-1996)のQuartteです。この頃、Mulliganはさかんに他流試合のレコードを作っていました。Ben Webster, Stan Gets, Thelonious MonkそれにSwingやDixieの古老との共演などよっぽど他流試合が好きだったようです。でもJazzはそこが面白いところでもあります。Joe Benjamin(1919-76)(元エリントニアン)とDave Bailey(1926- )は堅実な感じのリズムを送っています。

Gerry Mulligan -Paul Desmond Quartet
Verve  MGV-8246







































1  Blues in Time (Desmond)
2  Body and Soul (Green-Eyton-Heyman-Sour)
3  Stand Still (Mulligan)
4  Line For Lyons (Mukkigan)
5  Wintersong (Desmond)
6  Battle Hymn of the Republican (Desmond)
7  Fall Out (Mulligan)
8  Tea For Two (Youmance-Caesar)
9  Wintersong (take2) (Desmond)
10 Lover (Rodgers-Hart)

1,2,5,8,9,10  1957 August 2, Capitol Studio, LA
3,4,6,7  1957 August 27, Film Sound Studio, NYC
Gerry Mulligan-Paul Desmond Quartte
Paul Desmond(as), Gerry Mulligan(bs), Joe Benjamin(b), Dave Bailey(ds)

ピアノなしのコンボは何となく立て付けが悪いような感じがしますが、昔のDixieは徒歩による行進または馬車によるパレードだったのでピアノの出番はなかったことを現代に生かそうというMulliganの信念みたいなものです。

二管の絡み合いも多いのですが、ソロはあっさりしています。2,8,10はスタンダードですが、他は2人のオリジナルです。中では4が準スタンダード化しています。6は有名なtradかと思いましたが、Tea for Twoのような感じの曲です。聞き込めばきっと味のある演奏ですが、初心者には軽く流れてしまってなかなか難攻するかも知れません。

https://en.wikipedia.org/wiki/Blues_in_Time






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